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シカの脅威と森の未来
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シカ柵による植生保全の有効性と限界

詳細内容

前迫ゆり・高槻成紀 編 / A5 / 248ページ
ISBN 978-4-8299-6525-2  2015年8月3日発売
定価3,300円(本体3,000円+10%税)
増えすぎたシカへの対応のために、各地でシカ柵が設置され、多くのデータが蓄積されてきた。それは、作の効果を検証するにとどまらず、日本の植生を浮き彫りにし、また生態系の中でのシカの役割を解き明かすものになっていたのだった。効果的な対策のために、日本列島の森林とシカの「今」をまとめた一冊。

内容確認

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目次
第1章 シカは日本の自然を大きく変えた?
1.1. シカ学事始め 高槻 成紀
1.2. シカという動物 高槻 成紀
1.3. 植物への影響 高槻 成紀
1.4. 日本の植生へのシカ影響の広がり──植生学会の調査から 大野 啓一・吉川 正人
第2章 各地でのシカ柵でわかったこと
2.1. 日本の森林植生とシカ柵
2.1.1 北海道の森林におけるシカの影響──シカの生息密度の変化と森林の反応 明石 信廣
2.1.2 東京三頭山のブナ林──予防的に設置したシカ柵の効果 星野義延・大橋 春香
2.1.3 丹沢のブナ林──神奈川県はシカから森林を守ることができたのか 田村 淳
コラム1 土壌侵食とシカ被害 石川 芳治
2.1.4 春日山原始林と奈良のシカ──照葉樹林を未来につなげるために 前迫 ゆり
2.1.5 シカによって衰退した森林の集水域単位での林回復に挑む──芦生研究林での事例 高柳 敦
コラム2 森林被害を回避する4つの防御方法 高田 研一
2.1.6 大峯山前鬼の森林とシカ 松井 淳
2.1.7 大台ヶ原のブナ林の30 年 中静 透・阿部 友樹
2.1.8 中国山地のシカ被害とシカ柵による二次林の再生 永松 大
2.1.9 屋久島のヤクシカと植生の変化 辻野 亮
コラム3 ニホンジカの管理のためのデータ収集 坂田 宏志
2.2. 高山植生、湿地、ササ草原とシカ柵
2.2.1. 南アルプスの高山植生とシカ 増澤 武弘
2.2.2. 四国山地のササ草原とシカ 石川 愼吾
2.2.3. 湿原へのシカの影響 冨士田 裕子
第3章 シカ柵の有効性を考える
3.1. 知床のシカ捕獲と柵と保護区の未来 松田 裕之
3.2. シカ柵の有効性と限界 前迫 ゆり・高槻 成紀
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