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系統地理学
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種生物学シリーズ
DNAで解き明かす生きものの自然史

詳細内容

種生物学会 編/池田 啓・小泉逸郎 責任編集 / A5判 / 314ページ
ISBN 978-4-8299-6203-9  2013年6月10日発売
定価4,104円(本体3,800円+8%税)
ある生物が「ここ」にいて、「あそこ」にいないのはなぜだろうか。現在見る生物の分布はどのようにつくりあげられてきたのだろうか──? この疑問に答えるには、生物の現在の分布、特徴や、その移動の制約となる地理的な条件を知ることが必要だ。また、化石の記録や湖の底に堆積した花粉なども、有力な証拠だ。近年、それらに加え、より直接的で強力な証拠が利用できるようになってきた。その証拠とは、生物自身が体内に持つDNAの遺伝情報。遺伝子工学の普及により、簡便で安価な解析が、野生生物研究においても利用可能になったのだ。こうした興味と技術を背景に、系統地理学は誕生した。当初、生物の移動の歴史を明らかにする博物学的な関心が中心だった系統地理学だが、最近はさまざまな周辺分野と結びつき、新たな展開をはじめつつある。本書では、その日本での胎動とも言える、国内の生物を材料にした研究例を多数収録した。また、研究を始めるにあたって知っておきたい解析手法の概略も紹介。

内容確認

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目次
第1部 分布変遷の歴史
第1章 ニホンザリガニのDNAに刻まれた北日本の地史:歴史遺産としての遺伝的多様性 小泉逸郎
第2章 温帯性草本バイケイソウの分布変遷を分子マーカーで探る 牧 雅之・菊地 諒・高橋 弘
第3章 海を渡る植物の航海記:汎熱帯海流散布植物の分子系統地理 髙山浩司
第4章 日華植物区系におけるハリギリの生物地理 阪口翔太
コラム1 Cryptic refugia隠蔽逃避地 阪口翔太
コラム2 生態ニッチモデル 阪口翔太
第5章 琉球列島の渓流環境に適応した固有植物の起源を探る 三井裕樹
コラム3 IMモデル 三井裕樹
第2部 分布変遷から進化研究へ
第6章 系統地理から適応進化に迫る-植物の光受容体フィトクロムにおける自然選択の痕跡- 池田 啓
コラム4 統計的系統地理の実際―ミヤマタネツケバナの隔離分布の歴史の検証― 池田 啓
第7章 日本列島でみられる哺乳類の毛色多型と系統地理学から見える──その遺伝的背景 布目三夫・友澤森彦・佐藤 淳・鈴木 仁
第3部 解析手法
第8章 ゲノム時代の集団解析―ヒト研究を例に― 木村亮介
コラム5 ポリネシア人の期限 木村亮介
コラム6 ヒト集団に見られる強い自然選択の痕跡 木村亮介
第9章 系統地理学における統計的推定の手法と今後の展望 山道真人
コラム7 NCPAにまつわる論争 山道真人
用語集
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