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地生態学からみた日本の植生
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詳細内容

小泉武栄 著 / A5判 / 448ページ
ISBN 978-4-8299-6540-5  2018年11月14日発売
定価6,480円(本体6,000円+8%税)
日本の植物はなぜそこに生育しているのか。地形・地質や自然史をベースに自然の成り立ちを解明する地生態学的方法に基づき、全国の高山から低地、湿原、河川にいたる様々な植生を調査、その成果をまとめた研究書です。生態学、ランドスケープエコロジー、林学、自然地理学、ジオパークなどの関係者や自然ガイドの必読文献。

内容確認

この本の特長
  • 自然をありのまま把握する「地生態学(シオエコロジー)」の方法と理論、事例を総合的に紹介
  • 地形・地質を基盤環境として植物の分布を明らかにする地生態学の研究方法を詳しく具体的に解説
  • 高山から極地、低地、湿原、河川にいたる様々な環境での調査事例を約30カ所収載
  • 地生態学の研究を志す方、植物生態学の研究者や学生、レベルの高い自然ガイドを目指す方、環境アセスメント業務の方たち対象




目次
はじめに
序章 生物多様性と地生態学
資料 岩石の分類

第Ⅰ部 地生態学概論
第1章 地生態学とは何か
第2章 地生態学の歴史
第3章 地生態学の流れ 日本の地生態学
第4章 地生態学の課題と手順

第Ⅱ部 高山帯の植生
第1章 中央アルプス木曾駒ヶ岳高山帯の自然景観
第2章 北アルプス白馬岳の植生
 第1節 白馬連峰の高山荒原植物群落
 第2節 白馬連峰鉢ヶ岳の蛇紋岩強風地の植生
 第3節 鉢ヶ岳の花崗斑岩地と砂岩・頁岩地の植生
第3章 花崗岩からなる中央アルプス檜尾岳の植生
第4章 北アルプス蝶ヶ岳の植生分布と地質条件
第5章 南アルプス赤石岳の植生分布と地質条件
第6章 白馬岳高山帯「節理岩」における植生遷移と斜面発達
コラム レバノン山脈の地形と植生と川

第Ⅲ部 山地帯・丘陵帯の植生
第1章 奥多摩三頭山・ブナ沢における森林の立地
第2章 飯豊山地の風食と植物群落
第3章 東北日本の多雪山地における地すべり起源の植物群落
第4章 多摩地域におけるカンアオイ類の分布と地形の生い立ち
コラム 東京のカタクリは氷期からの生きた化石

第Ⅳ部 火山の植生
第1章 遷移途中の火山植生から推定した御嶽の噴火活動
第2章 磐梯山爆発カルデラ内の植生分布
第3章 乗鞍火山の高山植生
コラム 八ヶ岳連峰、硫黄岳・横岳鞍部におけるコマクサの分布

第Ⅴ部 蛇紋岩・橄欖岩地、石灰岩地の植生
第1章 アポイ岳の植生
第2章 早池峰山の植生
コラム 秋吉台と平尾台のカルストを比較する

第Ⅵ部 永久凍土地域の植生
第1章 大雪山・小泉岳の植生
第2章 極北の島・エルズミア島の植生
第3章 黄河源流地域の植生
コラム アカエゾマツとミズバショウのつくる静かな空間─北海道根室半島落石岬

第Ⅶ部 ニュージーランドの自然
第1章 ニュージーランドの氷河と植生─日本との対比を通じて
第2章 北島・トンガリロ国立公園の自然を読む

第Ⅷ部 河川と水辺の植生
第1章 40年ぶりによみがえった多摩川のカワラノギク
コラム 東海丘陵要素植物群の分布と地質の成り立ち
第2章 渥美半島のシデコブシ
コラム 沖縄県・具志頭海岸の植生分布
コラム 伊豆半島・大瀬崎の礫洲に成立したビャクシンの林

おわりに
参考・引用文献


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