商品詳細

外来鳥ハンドブック

詳細内容

川上和人 文 叶内拓哉 写真 / 新書判 / 80ページ
ISBN 978-4-8299-8103-0  2012年4月27日発売
定価1,540円(本体1,400円+10%税)
日本で繁殖記録のある外来鳥61種を紹介。世界中から集めた識別に役立つ生態写真と、最新の情報に基づく分布図、そして生態や日本に入ってきた由来などを解説したテキストを全種で掲載。生態系への影響やこれから出る可能性のある外来鳥など、一般の鳥類図鑑ではなかなか得られない外来鳥に関するさまざまな情報を集めた本。
  • 日本で繁殖した記録のある外来鳥をほぼ全て網羅した61種を掲載。一般の鳥類図鑑では扱いが小さかったり、情報自体がほとんど載っていない外来鳥のことをまとめた日本初の本となります。外来生物法で「特定外来生物」に指定されているガビチョウやソウシチョウはもちろん、今保全の現場で話題になっているアホウドリやトキ、コウノトリなど「再導入」の鳥も紹介しています。
  • 掲載種の分類や種の配列は今秋に改訂予定の新しいリストに基づいています。各種で「狩猟」「愛玩」「国内移入」など、移入の目的をアイコンでわかりやすく表示し、国内外から集めた野外での識別に役立つ鮮明な生態写真を全種で収録しました。
  • 外来鳥研究の現場にいる著者が今いちばん新しい外来鳥の分布状況を地図にして収録したほか、解説では形態や生態に関する内容だけでなく、原産地での生態や利用の歴史などもまとめており、外来鳥に関するさまざまな情報を得られます。
  • 「生態系への影響」や「これから観察される可能性のある外来鳥」「日本の鳥が海外で外来鳥となっている事例」など、読者にとって関心の高い内容のコラムを収録しました。

内容確認

中日新聞/ジュニア中日 5月13日(日) 18面[新聞で学ぼう(なるほどランド)]
増える外来鳥 影響は
1. 本で紹介
ドバトなど生態や歴史
ハンドブックは独立行政法人森林総合研究所の主任研究員、川上和人さんと野鳥写真家の叶内拓哉さんがまとめました。日本の野外で繁殖した記録のあるものを中心に61種類が登場し、写真や生息場所、日本に入った経緯、生態などが紹介されています。
本が生まれたきっかけは「日本の図鑑が外来鳥の情報をあまり載せていなかった」ことから。「どんな鳥か分かれば情報が蓄積されて、野鳥やその環境について考えるのに役立つと思いました」と川上さん。
ハンドブックには意外な鳥の姿が見えます。その代表が全国どこにでもいるドバト。故郷は正確には不明ですが、地中海沿岸から南アジア地域と言われ、平安時代の辞書にはすでに「いへばと」の名前で出てきます。アヒルもそうで、日本には鎌倉時代に中国から輸入されていました。
これほど身近な鳥が登場すると、外来鳥ってどんな鳥?と思いますが、川上さんによれば「もともといなかったのに、人が別の地域から運んできた鳥。海外だけでなく国内でも同じことが言えます」。ペットや狩猟、食料用で持ち込まれ、それ が逃げ出したり人が放ったりして野生化した鳥のことなのです。
続きは中日新聞ホームページでどうぞ!

アウトドア&RVマガジン月刊GARRRV(カルヴィ) 2012年11月号 P129 GARRRV Choice - BOOK
気になっていた鳥が見つかる?
日本で繁殖した記録のある外来鳥61種を掲載。一般の鳥類図鑑には載っていない外来鳥までも解説している。野山で見かけるけれど、図鑑には載っていなかったという鳥も、きっと見つけられる。
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